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イスラエル国は、人口約834万人(2015年5月イスラエル中央統計局)、日本の四国ほどの面積を有する地中海東岸の国。1948年にユダヤ人の国として建国された。現在ユダヤ教徒は約76%を占める。公用語はヘブライ語とアラビア語。ちなみに本作品はヘブライ語で撮影された。エルサレムは、聖書の舞台となった土地として、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの聖地となっている。リゾートとしても有名な死海は、イスラエルの東側に位置する。

古代よりユダヤ人は識字率が高く、ノーベル賞の受賞者が多いことで有名。科学研究の水準も非常に高い。近年は「中東のシリコンバレー」と呼ばれ、最先端技術を有する会社が数多く起業される「発明大国」と世界的に認知されている。インテル、グーグル、マイクロソフトなどアメリカのハイテク企業の多くが現在イスラエルに研究開発拠点を置いており、経済成長が著しい。

イスラエル料理は中近東の料理をベースに各国からの様々な料理がミックスされているが、シンプルな味付け。代表的な料理は、ファラフェル(ひよこ豆をすり潰し、ボール状にして揚げたコロッケ)、シャクシューカ(細かく刻んだトマトを玉ねぎやパプリカ等と炒めて卵でとじる)、ピタパンにつけて食べると美味しいフムス(ひよこ豆のペースト)など。
ユダヤ教の食事規定である“コシェル”を厳格に守る店も多く、食材が制限されている場合もある(牛はOKだが豚はダメ、乳製品と肉類は一緒に食べない、など)。

イスラエルと日本は良好な関係が続いており、2012年には国交60周年を迎えた。第二次世界大戦中に日本人の外交官(杉原)が、6,000人のユダヤ人の命を救った“命のビザ”の話が今も浸透しており、ユダヤ人の日本人に対するイメージは非常に良いという。イスラエル現地では、現在1,000人近い日本人が在住している。

現在、イスラエルのカルチャーの中で最も勢いがあり、国際的評価も高いジャンルがコンテンポラリー・ダンス。各地から集まったユダヤ人による型にはまらない自由な発想と表現で、世界中から注目を集めている。2013年、俳優の森山未來が文化交流使として現地のダンス・カンパニーに留学していたことも話題になった。

イスラエルは、寒暖差が大きく乾燥した気候から、良質なオリーブの産地である。そのオリーブにハーブや海のミネラルを加えたイスラエル製の石鹸は日本でも大人気。「ガミラシークレット」や「SABON」などのブランドが注目を浴びている。また世界的に人気を集めるチョコレートショップ「MAX BRENNER」もイスラエル発祥。その他、世界的なブランドになりつつあるイスラエルワイン、中近東では造られていることが珍しいビール、ミネラル豊富な死海から取れる塩なども日本に輸入されており、人気を博している。

イスラエルで有名な女性歌手ミリ・アロニが歌いヒットした曲。作詞・作曲のナオミ・シェメルはイスラエルを代表する音楽家で、映画『シンドラーのリスト』でエンドロールに流れるイスラエルの国民的愛唱歌「黄金のエルサレム」を作曲したことで有名。タイトルの「ベ・エレツ ラハアダム Be'eretz Laha"dam は“この世のどこにも存在しない場所”という意味。

イスラエル独自の社会主義的共同体。仕事や生活を共同で行い、私有財産を持たない。イスラエルには現在270以上のキブツがあり、小さいキブツでは100人以下、大きいキブツでは1,000人以上が暮らしている。

患者自身の意思に基づいた死期の決定で、延命治療を中止することが尊厳死。苦痛を長引かせないことを目的に、人為的に死なせるのが安楽死。さらに薬物を使うなどして死期を早めるものを積極的安楽死、積極的な治療の中止によるものを消極的安楽死と呼ぶ。

薬を処方するなどの積極的安楽死が認められている有名な国はスイス。合法化されてから実に約40年もの月日がたっている。医師でなくとも致死薬を付与することができ、他国からの受け入れも盛ん。オランダ、ベルギー、ルクセンブルクでは医師による致死薬の処方が認められている。またアメリカでは、オレゴン州、ワシントン州、バーモント州などで、医師による致死薬の投与が認められている。